『信長の傭兵』読了

津本陽 角川書店(角川文庫) 281ページ 552円+税
 『鉄砲無頼伝』の続編にして、根来衆津田監物の後半生。織田信長に雇われてからの活躍が主となるのですが、基本的には、前巻で知り合ったおたきとのラブラブ話になっておりました。戦→女→戦→女の繰り返し・・・ただ、必要な存在だったのかは、激しく疑問ではありました。むしろ、いなくても良かったのでは、と。
 2003年9月に実業之日本社より刊行された「続・鉄砲無頼記」を改題文庫化したものです。
 続を付けると前作を読んでない人が購入しなくなるからなんだろうけど、途中から始まるから、騙された気分になる読者も出てきそう。
 平成18年9月25日 初版発行 ISBN:4041713315