『Fate/Zero』の第十八話「遠い記憶」を視聴する。
 セイバーに”外道”と呼ばれる衛宮切嗣の人格が形成されるに至った過去が語られる話。
 ”外道”の父は外道・・・と、切嗣の父親もだいぶ問題のある因子を持っておりました。
 内容的には、『バイオハザード』系のゾンビ映画の流れを踏襲するオーソドックな話となっていたのですが、この手の作品では珍しく、現地の人の判断こそ正しかった事が証明されておりました。迫害の先鋒を担いそうな神父さんも、現象発生後の切嗣への配慮も――気付いていなかっただけかもしれませんが――迫害するでもなく、冷静で良い人でしたしね。
 怪しく思って信じないという点では同列ではあったもの、因果応報とはほど遠い流れとなっておりました。まあ、余所者を近づけた事が失敗か・・・『エウレカ』にも合点いきそうですな。
 で、肝心要の少年切嗣に関しては、色々鬱屈したものや、恋した少女の――自業自得であるものの――哀れな末路に精神的に壊れてしまったのか、冷徹に父親を殺害する姿は、まさに外道。もちろん親父が”悪”なんですけどね。
 って事で、次週も過去話は続くらしく、今回切嗣を拾った女性との関係やらが描かれるようです。アイリとの出会いとかもあるのかな?
 これだけでは、まだ切嗣という存在を理解するには程遠いので次回に期待か。
 それにしても、シャーレイは良いキャラでした・・・まあ、別作品のキャラを想起しないでもなかったけれど。肌の色だけか・・・。
 褐色の肌に白は映えますなあ。